こんにちは!おのりです。
このブログでは、読書を通じて気づきを得ることで、人生をより楽しくよりgoodな毎日にする為の情報発信をしていきます。
今回は、著者 藤子・F・不二雄の『気楽に殺ろうよ』の紹介と読んでみた感想をお伝えしたいと思います。
以下、3点が物語のざっくりな内容です。
・ある日、主人公は突然とてつもない激痛を感じる
・激痛を感じた後からの日常は何かいつもと違うことに気づく
・違和感は確信に変わり、主人公が当たり前だと思っていた事が次々と・・・
この作品を読んで、まず感じたことは当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではないかもしれないということです。当たり前なことや常識というものは自分もしくは自分を取り巻く環境が作り出しているだけで、違う立場や環境から見たときには全く当たり前ではないのではないかということです。少し考えれば、まあそうだなと思うことかもしれませんが意外と考えることはないのでは?と思います。
例えば、日本人は今当たり前にお金を使って衣・食・住を整える事が出来ますが、それは今の社会や今を生きている人々がそれを当たり前に思っているからであって、過去や未来の日本人から見ればちっとも当たり前ではないかもしれません。「なんて非常識な!お金なんてもので取引しようなんてふざけているのか!!」なんて捉えられ方をされるかもしれません。そのように考えるとなんとも不思議な気持ちになりませんか?
そう考えると、今現時点で日本という自由を保証されている国で自分の好きなように生きられる権利を持っているということはとても幸せなことだなと改めて感じます。もし、自由も安全も保証されない。そんなものは自分でどうにかしろという国だったら今のようには生きることは難しいでしょう。
明日何が起こるか分からないと私は思ってますし、それが当たり前だと思ってます。が、明日何が起こるか分かることが当たり前な世界もあるかもしれない。なんて考えだしたら本当に当たり前なことって何なのでしょうかね。
少し自分の感想を言い過ぎましたが、この作品の中で、一番強烈なのが人を殺めることに対する世間の考え方です。私の感覚だとこの作品の中での人を殺めることに対しての考え方は怖すぎます。でも、自分や自分の周りが当たり前だと思っていることは、普段気にしなければ疑問に思うことはほとんどないと思います。
ということで、当たり前だと思っていることは、実はとても幸せなことであったり、もしくはその逆かもしれないということを考えさせてもらえる作品でした。
興味が湧いたら是非読んでみて下さい!とても考えさせられると思います。
ではまた!